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整理整頓ができない子供を片付け上手にする5のコツ

お子さんがあまりにも整理整頓ができなくて頭を悩ませていませんか。

父母面談でも「片付けができない」という相談が増えています。

家でどんなに怒られても、学校で毎日先生に注意されても、当の本人はどこ吹く風。そんなことは気にも留めていないんですよね。

子どもが整理整頓ができないのは、そのやり方を知らなかったり、親にその姿勢が足りなかったり、もしかしたら軽度の発達障害の可能性があったりと様々な原因が考えられますが、整理整頓のコツをしっかり押さえてお子さんと一緒に解決していくことで、少しずつ片付け上手さんに育てていくことができます。

片付け上手になる5つのコツを参考に根気よく子供に接してあげてください。

整理整頓ができない子が増えています

最近、ひどく整理整頓のできない子が増えています。

部屋の中が足の踏み場もないくらいにモノが散らかっている、勉強机の上がおもちゃ箱をひっくり返した様になっている、学校から帰ってきてランドセルを開けたらプリント類が見るも無残なぐちゃぐちゃな状態で突っ込んである・・・

あなたのお子さんにはこんなことありませんか?

家だけでなく学校でも、担任の先生に、「すぐにロッカーや机の中がぐちゃぐちゃになってしまいます」とか「整理整頓ができないので、使いたいときに道具がすぐに準備できません」などと注意を受けたことがあったり、買ったばかりのはずの消しゴムを使い終わったわけではないのに、無くしてしまって、またすぐに買う羽目になってしまったりというのもよくある話。

学校の教室では、だれのものだか分からなくて落とし物箱に入れられている消しゴムや鉛筆が売るほどあるような状態になっていることをご存知でしょうか。

あなたが子どもだった時代に比べると、今は、おもちゃの種類も学校での持ち物も随分増えています。自分でそれらをきれいにお片付けする力を超えた量のものに取り囲まれて、整理整頓が上手にできず、いつも周りが散らかってしまっている子どもが今増えているのです。

整理整頓ができない3つの原因

大人の立場からすると、ものが多くたって、元あった場所にしまえばいいだけの話なのだから、なんの難しいことがあるのだろうと思ってしまいますよね。

でも、その元あった場所に戻すということができないので周りがすぐに散らかってしまうんです。このように元に戻すことができない、整理整頓ができないのには三つの原因が考えられます。

整理整頓の方法を知らない

まず一つ目は整理整頓の方法を知らないこと。

初めから何でもできる子なんていません。子どもは「○○ぱなし」が大得意。

おもちゃの出しっぱなし、水の出しっぱなし、扉の開けっぱなし、電気のつけっぱなし・・・。あなたのお子さんもそんな「ぱなしっ子」になっていませんか?

大好きなおもちゃで遊んでいたとしても、別のもので遊びたくなったら、そっちに飛びついてしまって初めに遊んでいたものの存在なんて忘れてしまうのが子どもです。

これは本能的なものなので「お片付けする」ということに関しては教えてあげないとできるようになりません

「使ったら片づける」を一連の流れとして身に付けさせ、どのようにきれいにするのか、整理整頓の仕方ををあなたが一緒になってやってあげることが必要です。

親の影響

整理整頓ができない原因の二つ目は、親であるあなた自身の影響です。

子どもは親の背中を見て育ちます。親の生活習慣や言動はそのまま子どもにうつるといっても過言ではありません。

例えば、「帰宅したら手洗いうがいをしましょう」と指導したところで、親がそれを実践していなければ子どもはするようにはなりません。

知り合いの人に会った時にあなたが愛想よく挨拶すれば、一緒にニッコリ笑って挨拶するようになりますし、あなたが冷蔵庫をお尻で閉めることがあったなら、お子さんもお尻で閉めるようになってしまいます。

子どもたちの兄弟げんかや友達との会話の中で、自分がよく使うような言い回しをしている自分そっくりな我が子を見て、「あちゃー」っと思ったことってないですか。

親であるあなたが片付けをしない親だったら、お子さんが片付けなんかするようになりません。

いつも居間が散らかっている家庭に育った子は、むしろ散らかっている方が落ち着くようになってしまって、整理整頓をするということに対して、何のメリットも感じないんです。

親の価値観を素直に受け継いでしまっているわけです。

あなた自身が、「ぱなしママ」さんになっていないか考えてみる必要があるかもしれません。

発達障害

三つ目の原因は、発達障害です。

何度注意されても、整理整頓ができなくてものがなくなって困っても、そこから学ぶことができずに年齢を重ねてもちっとも整理整頓ができない子もいます。

そのような場合には、軽い発達障害の可能性も考えられます。

発達障害の子には、注意力が散漫になりやすく気があちこちに移ってしまって片付けが苦手だという特徴があることが多いです。

「やらない」のではなく、病気のせいで「できない」のです。

このように整理整頓ができないのには、そのやり方を知らないこと、親が実践していないこと、そして、軽い発達障害であること、この3つの原因が考えられます。

整理整頓を身につける5つのコツ

では、整理整頓はいったいどうしたら身に付けることができるのでしょうか。
ポイントとなることは5つ。

整頓する必要性を説明する

まずは、どうして整理整頓をする必要があるのかをきちんと教えてあげること。

「これはだめ」「あれはだめ」というようなダメダメだけのしつけはどんなことにおいても効果はありません。

どうしてしてはいけないのかという理由をきちんと伝えなければ、子どもの「ああそうか、だからダメなのか」という理解につながりません。

例えば、うるさくしている子どもに「電車の中で騒いではいけません!」とあなたが言ったとしても子どもにとってはどうして静かにしていなければいけないのかは分かりません。お母さんが怒るから静かにしていなければならないという違った解釈をしてしまいます。

すると、友達だけで電車に乗るようなことがあった時には大騒ぎをし、周りに大変な迷惑をかけているということも少なくありません。

同じように「あれをしなさい」「こうしなさい」だけのしつけの仕方も、それだけでは、子どもには本当の意味でなぜそれが必要なのかという理解に結びつかず、見ているところではできるかもしれないけれど、学校では全然できていないような状況に陥ったりします。

片づけができていないとどんな困ったことが起きるのかというデメリットや、整理整頓をするとどのようないいことがあるのかというメリットを明らかにして教えていく必要があります。

「はさみがちゃんと決まった場所にないと次に使うときにどこにあるかわからなくなっちゃうし危ないよね?」とか、「プリントは整理整頓してきれいにしまわないと、ぐちゃぐちゃになったり切れたりして読めなくなっちゃうよ。」などと具体的な場面が想像できるように教えてあげることが大切です。

「ママがアイロンかけたハンカチ、きれいなままちゃんとしまってくれたら嬉しいな」とできたらこんな風な気持ちになるよというように伝えてあげるのも効果があります。ママに喜んでもらえることは子どもは進んでやりますからね。

自分の持ち物だけでなく、家族みんなで使うものなどでは「セロハンテープを使って遊んだら元の場所に戻しておかないと、ママが使いたいときに見当たらなくて困っちゃうな。」と、自分以外の人にも迷惑がかかってしまうということにも触れましょう。

しまう場所をわかりやすく

二つ目のポイントは、しまう場所はわかり易く、しまいやすい場所に決めること。

大人にとっては簡単な作業も子どもにとっては、それと同じことをしようというのは結構大変なものです。

例えば、自分より背の高いところにものをかけなきゃいけなかったり、重い引き出しを開けてしまわなければいけなかったりすると、だんだんと面倒になってしまって片づけるのが嫌になってしまいます。

お子さんの目の届く範囲で入れたりかけたりできるようにモノの位置を決めてあげましょう。

また、なんでもかんでも満杯にしまうのはよくありません。あなたが整理整頓してきっちりしまったように、子どもができるとは限りません。むしろ、できないことの方が多いです。きっちりきっちりすき間なく詰めるなんてことは子どもには難しい話です。本棚も多少のすき間ができるように、洋服ダンスも開け閉めがスムーズにできるようにパンパンにつめないなど、しまう量の調節もしてあげる必要があります。

お片づけタイム

三つ目のポイントはお片付けタイムを作ってあげること。

例えば、遊びの時間を夕方5時までだとしたら、そのラスト10分はお片付けの時間にすることを約束するのです。

片付けの時間が十分に取れないと、とりあえずの片付けになってしまって元の通りにしまうことができません。子どもの生活習慣を正すには、お母さんの時間コントロールは欠かせません。

メリハリのついた生活は何事もしっかりと行うことの基本です。遊ぶ時間はお片付けの時間も含めて5時までだということをしっかりと定着させてあげましょう。

できたらメリットを伝える

四つ目のポイントは、整理整頓ができたらそれによって得られるメリットを伝えること。

お片付けと整理整頓ができたら、その結果どんないいことがあるのかを伝えてあげましょう。

できるのが当たり前なんだからやって当然です。みたいな態度で接してしまうのはNGです。

当たり前でしょと思っていたとしても、

「こんなにきれいになってすごいね~!お部屋が綺麗になると気持ちがいいね」

「お部屋がきれいになってママも嬉しいな!◯◯ちゃんも嬉しいでしょ。」

「お片付け上手さんだね~。どんどんいろんなことができる様になるね〜」

など出来たことをただ褒めるのではなく、片付けをすることでどんなメリットがあるのかを伝えてあげましょう。

メリットを伝える事で、次からも頑張ろう、もっと認めてもらおうと子どもは自然と整理整頓を自らするようになっていくはずです。

とにかく褒めなさいという先生もいらっしゃいますが、褒めるだけだと褒められないと何もしない子になりかねません。

褒めるよりも、片付けが出来た事で得られるメリットを伝えてあげてください。

間違っても、「いつまでもきれいにしないなら捨てちゃうからね。」なんて言ってはダメです。

それで言うことを聞いたとしても怒られないと何もしない子に育ってしまいます。

きっかけを与える

最後のポイントは、整理整頓するきっかけを常に与えてあげることです。

お子さんが遊び道具を変えようとしているとき、「しまってから出そうね」と声をかけたり、学校から帰ってきてランドセルの片付けもそこそこにおやつを食べたりゲームをしたりしようとしないように、それらを目の届く場所に置いておかないようにしたり、次の行動にうつる前には、必ず片付けをしてからという流れを生活スタイルに組み込みましょう。

ここで片付けをすればいいんだというきっかけがあれば子供はちゃんと片付けができる様になります。

しまってから次を出す、片づけてから何かやるということが習慣になれば散らかることもありませんからね。

整理整頓ができるようになると、こんな成長もあります

整理整頓をしたり、片付けをしっかりしたりすることができるようになると、身の回りがいつも整っているということだけでなく、子供の成長にとってよい面がたくさんあります。

まず、自分のことは自分でしなければいけないという責任感が芽生えます。整理整頓をしなかったから無くなってしまった、壊れてしまったというのは、自業自得。自分の持ち物は自分で管理するということが責任感につながり、自分でできることはきっちりやろうという姿勢が育ちます。

ものや人を大切にするという道徳心も育むことができます。出しっぱなしにせず、もとあった場所にきちんと戻す習慣は、ものを大切に扱おうとする態度につながり、それが多くの人と一緒に使うものであればその人たちのことをも考えた行動になるからです。

誰かのことを思って行動できるというのは、優しさを育むことにもつながりますよね。

このような心が育つことは子供がこれから社会を広げ、多くの人と付き合っていく中で非常に大切なことです。

また、必要なものとそうでないものを区別する判断力やより効率的に片付ける方法やきれいにしまえる方法などを創意工夫する力も身に付きます。

そして、部屋がしっかりと片付き落ち着いた生活を送れるようになることで集中力が増したり、ものを探したりする余計な時間がなくなって、勉強する時間にあてることができるようになったりして学力アップも期待できます。

整理整頓ができた!という達成感は努力を惜しまない強い心を養うものです。何事にも前向きに取り組むチャレンジ精神旺盛な心を育てることもできます。

整理整頓ができるようになると、こんなにも心が成長するんです。整理整頓を通して、あなたがお子さんに伝えられること、そしてお子さんが得られるものは計り知れません。

学校から持ち帰ったプリントを整理する工夫

整理整頓が苦手な子にとって困ることの一つが、学校から持ち帰ったプリントがぐちゃぐちゃになってしまったり、本当に大切なお知らせをお母さんに見せるのをわすれてしまったりすること。

学校からの大切なお知らせを知らないままでいたりしたら大変ですよね。

これを解決するには、まず学校でプリントをもらったらどうするかをきちんと指導しておくこと。

家庭で準備しておきたいのは、プリントをしまうことができるファイルです。

できればA4サイズのものがいいでしょう。

そして、もらったプリントは絶対にその中に入れるようにすること、大きなプリントは折りたたんでしまうようにすることを徹底して教えます。

学校から持ち帰ったファイルを必ずお母さんが一緒に子供と確認しながら一枚一枚丁寧に見ていくこと。

見る時間がなかったら、おうちに簡易ポストを作って、ファイルごとそこに入れてもらうようにしたりするのもいいですね。

学校からの持ち帰るプリントは、宿題プリントやテストなど勉強に関するものかもしれませんし、学校から保護者あてのお知らせかもしれません。中には再度学校に提出しなければならないプリントもあるかもしれません。そういったものがそうでないものと混ざってしまわないように気を付けなければなりません。

家庭にもいくつかファイルを用意して、これからの行事に関するものだから一時的に保管するプリント入れ、提出期限のあるプリント入れ、返却されたテスト入れ、年度末まで保管する必要のあるプリント入れなどに分け、何が入っているのか分かるように表示しておくと整理整頓が非常に楽になるのでぜひやってみてください。

大切なものを誤って捨ててしまわないようにしたり、逆にいつまでも取っておく必要のないものを大事にとっておいて収拾がつかなくなってしまったりすることのないように、内容によっては確認したらすぐに処分するなどといった工夫をしてみましょう。

子供には帰宅したら絶対にすぐに出すように声をかけるようにし、あなたの方も必ずその場で遅くてもその日のうちには目を通すようにしてくださいね。

親子二人三脚のプリント整理整頓作戦、すぐにでも開始です。

一緒にやるのが大事

整理整頓が親子そろっての取り組みが必要だということが分かったと思います。

整理整頓に限らず、しつけにおいてはどんなことにも共通していえることなのですが、成功の秘訣はあなたが一緒になってお子さんの取り組みに参加するということです。

そして、大人ができることを当たり前のレベルとして考えるのではなく、今目の前のあなたの子ができることから出発して、そのレベルを高めていけるようにお子さんの立場に立って考えていくことが大切です。

もちろんやるのはお子さん本人ではありますが、隣で一緒にやってあげればあなたのやり方を見て覚えるでしょうし、うまくできなければアドバイスをしてあげればいいでしょう。

こうやると上手に片付けられるよ、とお手本を見せたら、今度は自分でやってみようと何度でもチャレンジさせてあげましょう。

お子さんが自分一人でできるまで繰り返し繰り返し続けましょう。そして、できたらいっぱいいっぱい褒めてあげましょう。

しつけは根気のいるもの。あなたのお子さんが整理整頓がとくにできない子であれば時間も相当かかるでしょう。

それでも決してあきらめず、一緒に取り組んでください。

お子さん一人ではできなかったことが、あなたの存在一つでできるようになったりするんです。

整理整頓まとめ

散らかっているものをどうにかしなさいというだけでは整理整頓はできるようにはなりません。
あなたが率先して片付けをする姿を見せること、そして一緒に取り組むことがお片付け上手な子に育てる秘訣です。お子さんと一緒に頑張りましょう!!

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ライター紹介 ライター一覧

はるのこ

はるのこ

現役の小学校教員
長年小学校で教師をしてきました。
子ども目線で物を見たり考えたりできる教師でありたいと思っています。
ひとりひとりの人格を尊重し、子どもの考えを理解したうえで、指導したり励まして伸ばしたりすることを心がけています。大人の「できて当たり前」を押し付けないようにしています。
時に厳しく時に優しく、寛大な気持ちで子供と向き合いながら、子どもの成長を一緒に喜べることが私にとって教師の醍醐味です。
5年前に結婚してから、料理のことや健康に関して、家事全般についていろいろなものを見たり聞いたりしながら勉強し始めました。
好きなことは旅行で、国内外いろいろなところに出かけています。

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