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入学式やお葬式で大活躍の真珠の選び方と、間違いだらけのお手入れ方法。正しい手入れをしないと価値が下がります。

真珠は日本人に大変好まれる美しいアクセサリーです。

そして6月の誕生石です。石言葉は「健康・純潔」など。

宝飾店で働いていた私はいろいろな宝石に触れてきましたが、皆さん、パールはお好きなのにいざどんなものを購入するか、保存のお手入れ方法はどうすべきか、と言われると意外と知らなかったりしますね。

でも、構える必要はありません。購入の際に気をつけること、ちょっとしたお手入れなどで十分身近なアクセサリーなのです。

その選び方とお手入れ方法をご紹介していきたいと思います。

入学式やお葬式での定番のパール

実はお葬式では、アクセサリーを身につけるのは本来はNGなんです。

ではなぜ真珠はいいと言われるのか。それは、現在のエリザベス女王がチャーチル元首相の葬儀の際に真珠を着用されたことに由来します。

また、洋装にはジュエリーをつけるのが正式だからです。それ以来、真珠は広く慶弔の席で使われるようになりました。

パールは、派手すぎず地味すぎず、どのようなTPOにも応用できるアクセサリーなのです。

真珠の選び方

真珠はダイヤやサファイアなどと違い、価値基準が非常に微妙です。

次項でも触れますが、ホワイト真珠ネックレス、イヤリング、指輪の3点セットで30~40万円が妥当かと思いますが、最近は良質で10万円以下の安いものも多く出回っています。

もし時間があるなら、宝石店を何軒か見て回り、本物の真珠を多く見比べ下さい。

真珠には「花珠」と呼ばれる最高品質のものがありますが、近年その基準が曖昧になっています。本来「花珠」と呼べるようなものではないものまでそう表記されている場合があるので注意が必要です。

「花珠」の表記に関する注意喚起

その判断基準となる「テリ」、「マキ」の美しさをよく見て、ご自分で納得したものを購入するのがベストです。

鑑別書を参考になさるのもいいでしょう。

テリとマキ

真珠の光沢はテリと呼ばれ、真珠の輝きを表しています。テリは単なる真珠表面の光の反射だけでなく、真珠層の内面からの光の反射も関係しています。真珠層の厚さ、均一性、光透性などによって、テリの差が大きく変わります。
真珠層は、核のまわりにカルシウムの薄い層が何百、何千層と巻かれていくことで形成されます。真珠層が厚いほど真珠特有の美しいテリがでてきます。

この真珠層の厚さのことを「巻き」といいます。

このように、真珠のテリと巻きには密接な関係があります。巻きの厚さは、テリ以外にも、真珠の強度や劣化にも影響するので、巻きの厚い真珠ほど良質とされています。

引用:http://www.moonlabel.jp/quality

粒の大きさは、7.5㎜~8㎜玉がやはり無難かと思います。

日本人の肌に一番似合うと言われる真珠のネックレス。長さは40~42㎝くらいがいいでしょうか。実際にお店で着けてみて、調整が必要ならその場で頼みましょう。

こんな真珠はダメ

お葬式の席には、ピンクパールや大きめの8.5~9㎜玉ネックレスなどは、華やかになりますので控えるべきです。なにせお弔いの席ですからね。大きさは7.5㎜~8㎜の玉、色はホワイトかグレー系のものを選んで下さい。黒真珠も、場合によっては派手な印象を与えるので、避けた方がいいでしょう。

入学式などでは、当たり前ですが違うものでかまいません。ピンクパールだろうがイエローパールだろうが8.5~9㎜の大玉だろうが反則ではありませんよ。が、それでもバロックパールなど、派手すぎるものもちょっと考えものです。お祝いの席ではありますが、正式な場であることも考えて、華美になるものはやめましょう。

そして両方に共通に使いたいというのであれば、色はホワイト、大きさは7.5㎜~8㎜玉のものを1本持っておけば大丈夫です。

間違っても、よくお土産物屋で売っているような偽物のギラギラしたものは使わないで下さい

きちんとした宝飾店で売られているパールには、鑑別書の付いた品質上位ランクのものもあります。色んな場で大活躍するパールです。自分の目で見て、「テリ」と「マキ」のしっかりした良い品物を選びましょう。

真珠のお手入れ方法

そして、肝心の真珠のお手入れ方法ですが、ちょっとした知識があればそう難しいことではありません。

その「ちょっとした知識」をご紹介しましょう。

真珠はアコヤ貝が作り出した有機物であるという点が、他の宝石と大きく違うところです。硬い宝石類ではないので、やさしく扱ってあげましょう。

まず、着用した後は必ず柔らかく乾いた布で拭きます。真珠は汗や皮脂にも弱いのです。

もし着用中に汚してしまった場合などには、すぐに拭き取って下さい。

時間が経つと変色の原因になります。

酸性やアルカリ性の薬品にも弱いので、

パールを着用するのは必ずメイクを終えてからにしましょう。

しまい方は、買ったときののケースに入れ、他の宝石類とは触れあわないように(真珠はやわらかいので、他の宝石と一緒にすると傷つく場合があります)することをオススメします。

そして、紫外線や熱や光の影響を受けやすくもあります。

日当たりのいい場所や極端に乾燥している場所、極端に湿気の多い場所も避けて下さい。

宝飾店のショウウィンドーの中には、気付かない方が多いと思いますが、必ず水の入ったグラスが置かれています。これはショウケースの中のパールが空調などで乾燥するのを防ぐためです

そこまでしても、照明の熱のせいか割れてしまったパールを見たことがあります。

が、ふつう家庭でそこまではできませんので、しまうときによく手入れをしてからケースに入れてタンスの引き出しへ、と、それでかまいません。

ただ、防虫剤の近くや、脱脂綿にくるんでの保存はNGです。

脱脂綿の漂白作用によって変色してしまう場合がありますからね。

メンテナンスを依頼する時の注意点

真珠をメンテナンスに出すときは、できるだけその真珠を買ったお店に持って行ってください。

宝石に関するプロならば、まず扱いを間違うことはありませんし、あなたの顧客情報が残っていれば、店側も安心、という事情もあります。

というのも、本物のパールと偽ってそうではないパール(様)ネックレスを店に持ち込み、メンテナンスが終わって引き取るときに「コレは本物じゃない、店が偽物にすり替えた」と難癖をつける、つまり詐欺客が実際にいるのです。

ですから店側も預かり証などには、「白石のネックレス」というような曖昧な表現を書き、本物であっても決して「パールのネックレス」とは書きません。

他の宝石でも同様です。店側もそうやって自衛策をとっています。

逆に、タチの悪い店ですと、メンテナンスに出したパールが偽物にすり替えられる、という事件もあります。

これにはこちらも、最悪の場合知らずに偽物のパールを持って帰る、ということになりかねません。

そんなことにならぬよう、できれば初めて購入するときには数店の店舗を回り、信頼の置ける店を選んで、こちらも本物を見る目を養っておくしかありません。

そしてもしそんなケースにぶち当たった場合には、遠慮なく消費者生活センターに訴えましょう。警察に連絡してもかまいません。立派な犯罪ですから。

くれぐれも、パールを購入する際はきちんとしたお店を選んで購入しましょう。

以上、真珠の使用方法について述べてきましたが、もしその他に何かあったら、遠慮なく購入店に相談して下さい。

保証書と鑑別書

真珠を購入する際、お店の保証書、もしくは鑑別書を添付されていると思います。

保証書はお店がその商品を「パールである」と証明するもの。

対して鑑別書はパールの大きさ、品種、品質を細かく証明するものです。

ですから、保証書より鑑別書の付いた真珠の方が格上といえます。

格上のパールであれば確実に鑑別書が付きますが、ここで気をつけなくてはならないのは、その鑑別書をどこが発行したのか、です。

個人の鑑定士が鑑別書を発行している場合もありますが、信用のおける鑑定機関が発行したものが一番確かでしょう。

オススメとしては、中央宝石研究所や国際宝石研究所が発行した鑑別書が特に信頼が置けます。

まとめ

あなたはそれに見合った一生ものの宝石を購入しているわけなのです。遠慮することはありません。もし変な遠慮をして肝心の真珠に何かあったら、確実に後悔する結果になります。真珠のためにもお気軽に相談してくださってかまいません。アフターサービスも、お店の義務の一つと考えて下さい。

パールは特に日本人に好まれる身近なアクセサリーです。お手入れや保存方法にちょっとした心がけをすることによって、色んな場所に使えて便利、そして一生使える宝物ですので、ぜひ大切に使っていただきたいと思います。

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まさご

まさご

なぜか一流宝石店に勤務していたド平民


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