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子供の集中力を高める効果的な方法

子供の集中力って本当にきまぐれ。1時間でも2時間でも一心不乱に絵を描いていたり、工作していたりすることがあるかと思えば、次から次へとやることを変えて遊んでいることってありますよね。

楽しい遊びでも集中力が散漫になることがあるのですから、こと勉強に関してはお母さんが悩んでしまうほどの集中力のなさを発揮する子もいます。

子供の集中力が身に付いていないのは、心身が健康な状態でなかったり、生活環境に原因があるのかもしれません。

集中力を高めるために何よりも大切なのは、あなた自身が子供の興味あることをどれだけサポートしているかということ。

好きなことを応援してもらうことで子供は集中力を高め、目を見張るような力をつけることができます。

集中できない本当の理由?

集中力を高めるためには、まず、集中力を妨げる原因を突き止めなければなりません。私たち大人だって、疲れていたり、何か面白いことがあったりすると、気が散ってしまいますよね。子供にも何らかの集中できない理由があるのです。

睡眠不足

例えば、睡眠不足。

お子さん、きちんと眠れていますか?

宿題やテストの勉強が夜遅くまでかかってしまったり、テレビやゲームをやめられず夜更かししてしまったり、ベッドに入ってからもお母さんの目を盗んでスマホをいじっていたりして、睡眠時間が十分に取れていない状況が続いていませんか。

翌朝起きてきた我が子の寝不足で疲れた顔を見て、あちゃーと思ったことないでしょうか。

睡眠不足は、集中力を妨げる大きな原因になります。人間には「やる気ホルモン」というものがあるのですが、睡眠不足になるとイライラしたりホルモンバランスが崩れたりして、このやる気ホルモンが分泌されなくなってしまいます。そのため、集中力が低下してしまうんです。

周りの環境

また、環境によっても集中力は上がったり下がったりします。

一つは、耳に入ってくる音です。

家の中で兄弟がピアノの練習をしている音、赤ちゃんの鳴き声、家の外から聞こえてくるいろいろな音によって、あっちもこっちも気になってしまって目の前にあるやらなければいけないことにまったく集中できなくなってしまうのです。

勉強中にお母さんがついつい「ああしなさい」「こう書きなさい」と話しかけてしまうのもよくありません。

もう一つは、勉強以外の楽しい何かが近くにあること。

ゲームやスマホ、漫画やおもちゃなど、子供はそれが勉強よりも楽しいことを知っているので、それをしたい!という誘惑にかられてしまい、気になって仕方なくなってしまいます。

勉強中におやつを食べるのも同じです。近くに美味しそうなシュークリームが置いてあったら、お母さんだって気になっちゃいますよね。

そして、子供自身の心の状態も集中力に影響します。

学校で友だちとうまくいかないと悩んでいたり、「もっといい点とりなさい」というお母さんの言葉をプレッシャーに感じていたりして、表面上は普通でも実は情緒不安定になってなっていることがあります。

うまくいかないのは自分のせいかな?お母さんが怒っているのは私ができないからかな?と自分自身に対するネガティブな感情に支配されてしまって、勉強どころではなくなってしまうわけです。

「うちの子は集中力がない」ではなくて、「健康状態や環境のせいで集中できない」と考えましょう。そうすれば、おのずと解決方法も見えてくるのではないでしょうか。

集中力はどれくらい続くもの?

実際、子供の集中力というのはどれくらい続くものなのでしょうか。

せっかく机に向かって宿題をしようにもノートを見ている時間よりもあっちこっちに顔を向けて、たった1ページの漢字の書き取りに1時間近くかかったり、1問計算を解くごとに学校での出来事をぺちゃくちゃしゃべっていて、静かに取り組む時間が3分ももたないなんてこと、ありませんか?

勉強でなくても、お茶碗一杯のご飯をいったいどれだけの時間かけて食べているのか、着替えが完了するのになんでこんなに時間がかかるのかと、我が子ながら呆れてしまうこもあるかもしれません。

実は、集中力というのは大人であっても続いて1時間弱。

しかも、すべてのことをシャットアウトしてただ1点だけに集中できる時間というのはそのうち15分程度だと言われています。

それが子供であるならなおのこと、続かないのは当然ですよね。

集中できる時間は未就学児ではそれぞれの年齢に1分追加した程度、小学校低学年では15分前後、高学年でも30分くらい、中学生でようやく30分を超えてきて、高校生で45分ほどなのです。

学校の授業が45分から50分であることを考えると、子供たちにとってはいかにこの時間が酷であるかを物語っていますよね。

もちろん、好きなことに夢中になったり没頭したりすることにおいてはこの限りではありませんが、子供にとって集中力を持続させるというのはとても大変なことだということも分かっておいてあげなければいけないのです。

集中力のある子の共通点

いくら子供が集中力を持続させるのが難しいといっても、それは子供によりけり。

お母さん同士で話をすると、あなたの子が1時間かかる宿題を30分で終わらせている子がいたり、ピアノやバレエのお稽古をずっと続けられる子がいたり。

授業参観に行くと他の子はちゃんと先生の話を聞いているのに、自分の子は手いじりばっかりしているように見えたり。

どうしてうちの子は集中力がないのかしら?

あの子とうちの子は何が違うのかしら?

などと思ってしまうことがあるかもしれません。

でも集中力という能力はある程度どの子にも備わっているものなんです。

それを伸ばすことができるかどうかのカギは実は家庭にあります。

あなたの子に集中力があるかないかは母さんやお父さんの在り方に左右されるといっても過言ではありません。

明るい家庭環境

では、集中力のある子供が育つ家庭はいったいどのような家庭なのかというと、まず言えることは、明るい家庭であるということです。

あなたも旦那さんもいつも笑っている家庭、楽しいことを共有できる仲良し家族の中で育った子は精神的に安定しているので、非常に集中力が高い傾向があります。

親子の時間を作っている

親子の時間を意識して作ろうとしている家庭で育った子も同様です。

話しかけてきたら忙しくても手を休めて聞いてあげたり、休日には必ず家族でお出かけをしたりして子供とのスキンシップを大事にすると、子供は愛情を感じ、心身ともに健やかに成長します。この過程で、集中力もおのずと身に付いていくのです。

好奇心旺盛な両親

また、親自身が好奇心旺盛であることも共通しています。新しいことに興味を持ったりチャレンジしたりする親の背中を見て、自分もやってみたいなとか、チャレンジするって楽しいなと思う子供はとても多いのです。

それが、何事にも前向きに取り組む姿勢を養うことにつながり、集中力を高めることにつながります。

罰を与えるのではなく、一緒に考える

子供が何かできなかったことに対して罰を与えるような子育てをしないということも共通しています。

点数が悪かったからおやつはなし、とか、時間内に宿題が終わらなかったからテレビは見てはいけない、というような罰を与えると子供の心はどんどん委縮していき、次から頑張ろうと思えなくなってしまいます。

頑張る気力がなくなると当然集中力も持続しません。

できなかったら、その原因を一緒に考えて次はうまくいくように一緒に進んでいくことが、子供の安心感とやる気につながり、集中力アップにも効果的なのです。

勉強以外で集中力を鍛える練習をする

集中力というのは、なにも勉強するときだけ発揮されるものではありません。

勉強はちっともしないけど、ゲームに対する情熱と集中力はすさまじいものがあるというのはよくある話です。

あなたのお子さんもゲームに限らず何かを夢中になってする、そういうことがあるでしょう。

物事は集中している時間に比例するように上達していくものなので、ピアノであれサッカーであれバレエであれ、やればやるほど上手になりますよね。

子供は好きな事であれば集中する力を秘めています。

あなたの子供は何をしているとき、一番いい顔をしていますか?

わき目もふらずに取り組んでいますか?

スポーツかもしれませんし、楽器を演奏しているときかもしれません。

遊びだっていいんですよ。ゲームかもしれないし、折り紙を折っているときかもしれないし、絵を描いているときかもしれないし、本を読んでいるときかもしれません。

何はともあれ、まずは、お子さんの好きなことを親として全力でサポートし応援してあげましょう。

休日には一緒にサッカーボールを蹴るとか、こんな折り方もあるよと折り紙の本を買ってあげるとか、絵が好きならお絵かき教室に入れてあげるとか、なんでもいいです。

そうすると、子供は自分の好きな世界をとことん追求して深めていくことができますよね。好きなことに時間をかけて没頭することで、自然と集中力は養われます。

好きなことはどんどん覚えようとするので記憶力も高まります。

どうすれば上手になるだろう?とか、もっと調べていろんなことを知りたいという欲求もわくので思考力も高まります。

そう考えてみると、たとえゲームであっても何かに夢中になって取り組めることが一つでもあるなら、それを見逃す手はありません。

子供の能力を伸ばしてあげるのは学力だけではないんです。

むしろ、好きなことから取り組むというのは、子供の様々な力を引き出し成長させていくのには非常に理にかなった方法なのです。

親子で集中力トレーニング

これまでのことから、子供の集中力を高めるには、健康的な心と体、そして良好な家族関係、さらに、好きなことに対しての親のサポートが必要不可欠であることがわかりました。

つまり、子供の集中力を高めるためには、お母さんであるあなたのサポートが欠かせないんです。

しっかり勉強を見てあげないのに、だらだらしている子供を見ては「ちゃんとやりなさい!」なんて怒ってばかりでは、子供の集中力は身に付くどころか、どんどん減退していきますから、絶対にだめです。

集中力の基礎が養われる時期は未就学児までと言われています。

ですから、幼児期から集中力を養うためのトレーニングをするといいです。

子供が興味を持っているものならなんでもOK。まずは5分続けることからスタートして徐々に時間を伸ばしていきましょう。

大事なことは、子供の自己満足にしないこと。

お母さんやお父さんも一緒になって楽しむことが大切です。

特に小さいころは、親への依存が高い時期なので、一緒にやってあげることが安心感につながります。

子供は次から次へとやることを変えてしまうところがありますから、集中力が切れてきたかなという絶妙のタイミングで「こんなのはどう?」とか「こういうふうにやってみよう!」などと同じことでも切り口を変えて取り組ませてあげることで集中力を持続させることができます。

また、一連の流れの中で、子供の興味がもっとも高まったタイミングを逃さず、さらに食いつくような声掛けができたら最高です。

難しい言葉かけはいりません。

あなたが「楽しいね!」「こんなことができるなんてすごいね!」と声をかけてあげるだけで十分なんです。

絵本のように、終わりが決まっていたとしても、うさぎはどんな風に思っていたと思う?とか、くまさんはどこに行ったのかな?など読みながら質問をして興味を引き伸ばしたり、読み終わったら好きなシーンの絵を一緒に描いてみようといって、次のステップにつなげたりすることができます。

子供の集中力は一人で高められるものではありません。

集中力を養うためのトレーニングは親子そろって一緒に取り組むことで効果をあげることができるのです。

病気の可能性も

集中力は、環境を変えたり親子でトレーニングをしたりすれば上げることが期待できるものですが、家庭でもどんなことであっても夢中になることができなかったり、コミュニケーションがぶつぶつ途切れてしまうようなことがあったり、学校においても担任の先生にあまりにも落ち着きがなくてみんなと一緒に生活することが難しいなんて言われる子もいます。

もしあなたの子供がそうだったら、もしかしたら発達障害という問題を抱えているかもしれません。集中力が続かない、不注意であるというような行動はADHDなどの発達障害に見られる特徴の一つです。

不注意の症状には、忘れ物が多かったり、やりかけなのに別のことに手を付けようとしたり、話を聞いていなかったり、逆に異様なほどにあることに固執したり集中したりするようなものがあり、集中力に極端なばらつきがあります。

発達障害は病気ですから、それにはそれにきちんと合った対処をしていかなければなりません。

発達障害の子たちにはそうでない子と比べても、集中力がないという意識がまったくありません。

ですから、これをしなさい、あれをしなさい、集中しなさいというは指示は意味がありません。

そうでなくたって、子供のやる気を無くしてしまう言葉なのですから、発達障害の子にとってはどうしてそんなことを言われるのか、心当たりのないことで叱られているとしか思えないのです。

傷口に薬を塗るのと同じように、病気も治るように適切に処置していくしかありません。我が子が発達障害かもしれないことを、あなたが一人で、もしくは家族だけで抱え込むのはよくありません。病院の先生や学校の先生に相談したりしていきながら、子供の心にメスを入れるようなことにならないように症状を改善させていきましょう。

一進一退の日々であったとしても、できない、やってくれないと思いつめるのではなく、あきらめず我が子を信じること、できたことに目を向けてあげられるような寛大な気持ちでお子さんと向き合ってあげてください。

子供の集中力まとめ

子供の集中力を高めるには、疲れをためないこと、注意がそがれるような環境にしないこと、親子のコミュニケーションを密にとることなどが方法として考えられます。

どの方法も子供一人でなんとかできることではありませんから、親子で一緒に集中力アップを目指して頑張っていきましょう!

 

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ライター紹介 ライター一覧

はるのこ

はるのこ

長年小学校で教師をしてきました。

子ども目線で物を見たり考えたりできる教師でありたいと思っています。

ひとりひとりの人格を尊重し、子どもの考えを理解したうえで、指導したり励まして伸ばしたりすることを心がけています。大人の「できて当たり前」を押し付けないようにしています。

時に厳しく時に優しく、寛大な気持ちで子供と向き合いながら、子どもの成長を一緒に喜べることが私にとって教師の醍醐味です。

5年前に結婚してから、料理のことや健康に関して、家事全般についていろいろなものを見たり聞いたりしながら勉強し始めました。

好きなことは旅行で、国内外いろいろなところに出かけています。


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