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子供の中間反抗期の時期と特徴、正しい対処法

小学校低学年の時期をピークに訪れる子供の中間反抗期。

素直に育ってくれていると思っていたのに急に乱暴になったり、突然言う事を聞かなくなったり、そんな兆候があったら、お子さんは中間反抗期かもしれません。

教育現場でも中間反抗期の子供は多数見受けられます。

中間反抗期の子供はまだまだ親に甘えたいけれど、社会を知り、自分の力で飛び出してみたい、ちょっと大人ぶってみたいという思いの葛藤を抱えているという状態です。

決してお子さんのことを押さえつけたり無視したりしてはいけません。適切なコミュニケーション、挑戦を見守る温かい目、そして子供のありのままを受け入れる心が必要不可欠です。

中間反抗期って?

子育て真っ最中のあなたに訪れる試練の一つが子供の反抗期。可愛くて可愛くて仕方ない我が子のはずが、反抗期を目の当たりにして、

「なんで嫌なの?」

「どうしてそんな態度を取るの?」

「子供の気持ちが分からない・・・」

と戸惑ったり悩んだりして、子育ての難しさを痛感しますよね。

「うちの子、反抗期らしい反抗期なんてないわ。」

とさらっというママ友達を見て、つい、うちの子もそうだったらいいのにななんて人の子をうらやむ自分に、さらに凹むなんてことも。子育ては楽しいだけじゃないって思い知らされる期間ではないでしょうか。

迫りくる暗雲のように徐々に入っていく子供の反抗期。子供の成長過程に合わせて3期に分かれるのをご存知でしょうか。

よく言われるところでは、「赤ちゃん」から「子供」に成長する2歳から3歳くらいにかけて訪れる第一次反抗期。

そして、小学校卒業手前辺りから思春期に入っていく過程で訪れる第二次反抗期。

成長の一つのプロセスとはいえ、向き合わなければいけないママさんたちにとってはどちらの反抗期もつらいものですが、実はもう一つあまり知られていない反抗期があるんです。

それがもうすぐ入学する6歳ころから少しずつその片鱗を見せ始め、10歳ごろに最も強く現れる「中間反抗期」。

ピークはちょうど小学校2年生から4年生あたりですね。

小さいころは親の言うことにこんなにつかかってくる子じゃなかったのに・・・

もっと素直に言うことを聞く子だったのに・・・

となんだか子供のことが分からなくなってくることがあるとしたら。もしかしたら、あなたのお子さんは中間反抗期真っ最中なのかもしれません。

中間反抗期が起こる原因

子供の反抗期は、赤ちゃんから子供へ、子供から大人へという成長の過程でも特に大きく心や体が変化していくときに、自我が抑えられなくなったり自立したいという思いが強くなったりすることが原因で起きますが、中間反抗期は大きなくくりで考えると「子供時代」ということになり、立場そのものが変わるわけではないですよね。では、なぜこの子供時代に反抗期が訪れるのでしょう。

中間反抗期の原因は大きく3つに分けて考えることができます。

劣等感

一つ目は、劣等感
自我が芽生えてくると、子供は色々なことに自分から挑戦するようになります。その挑戦は子供にとって大きな経験値となり成長には欠かせないものではありますが、いつもいつもうまくいくとは限りません。むしろ、初めてのことには失敗はつきもの。思い描いていたようにできなくて、子供は悔しさや劣等感を感じるようになります。

また、小学校に上がると周りにいる友達のことも少しずつ意識するようになります。友達と、同じようにできない自分を比較して自信を失っていってしまいます。幼いながらに持っているプライドが傷つけられ、自分の気持ちに上手に向き合えなくなり、一番身近な存在であるあなたに反抗するようになってしまうのです。

コミュニケーション不足

二つ目は、コミュニケーション不足。
お子さんの話、ちゃんと聞いてあげていますか?
ながら聞きになっていませんか?
下の子のお世話にかかりきりになっていませんか?

この頃の子供はたくさんの言葉を覚えてくるので、とにかくおしゃべりがしたいんです。

話す内容を取捨して会話するなんてまだ無理な時期。だから、たくさんたくさん聞いてほしいのに、それを受け止めてもらえなかったら・・・。

今は忙しいから無理なんだなとか、また後で聞いてもらえばいいやなど、自分のしたいことを抑制するのはまだまだあなたに甘えたいお子さんにとっては難しいことです。だから、できないことが反動となって反抗期として現れてしまうわけなんですね。

勉強ストレス

三つ目は、勉強ストレス。
小学校に上がった子供たちの大きな状況変化と言えば、幼稚園の頃にはなかった「勉強」です。真新しい教科書にきれいなノートを使って漢字の勉強をしたり、計算ができるようになったりするのは楽しいものです。

初めのうちこそ、楽しいって思える勉強も、だんだんと苦手分野ができてきたり、宿題を面倒に思ったり、テストの点を気にしなくちゃいけなくなったりして、つらいものに変わっていきます。

でも、「ちゃんと勉強しなさい!」「もっと頑張りなさい!!」と、そんなお子さんの気持ちを逆なでするようなことを言ってしまうのが親というもの。

それが、お子さんにとってストレスとなり、もやもやした心を反抗という形であなたにぶつけるのです。

中間反抗期は、この3点から起きる、子供にとっても説明しがたい心の不安定さが招くものなのです。

中間反抗期の特徴

では、具体的に中間反抗期になると子供はどのような様子になるのでしょうか。中間反抗期中の子供に見られる特徴の多くに共通していることは、あなたにもっと甘えたいというサインの裏返しで反抗的になるということです。

色々なことを見たり聞いたりすることで、それまで親の言うことが一番だった考え方に自分の思考がプラスされるようになり、都合のいい親の言葉に、矛盾を感じたり、納得できなかったりして反発心生まれます。でもそれでもきっと受け入れてくれるだろうという親への甘えが根底には潜んでいるですね。

表面に現れる特徴として多いのが「口答え」。それまでは言うことを素直に聞いていたのに、何かにつけて言い返してくるようになります。

また、「○○しなさい。」と言っても、聞く耳を持たずに親の言う通りに動かないようになることもよく見られます。いわゆる「無視」です。

「宿題やりなさい」と言っても、ゲームばかりしてなかなかやらなかったり、「部屋を片付けなさい」と言っても後でやるからとか言い訳してやらなかったりすること、よくありますよね。

急に悪い言葉遣いをするようになったり、大人みたいな言い回しをするようになったりもします。でも、その悪い言葉で誰かを傷つけたいと思っているわけではなく、ただ面白かったり、それを言ったりしたりしていることをかっこいいと感じているだけ。背伸びしたくなっちゃうお年頃なんです。

また、親の必要以上の介入を嫌う傾向もあります。学校であったことは自分に都合のいいことしか話さないで、根掘り葉掘り聞かれるのを嫌がるとか、何でも自分でやりたがりあなたが手を出そうとすると「わたしがやるの!」と怒られちゃったりすることもあるでしょう。これも特徴の一つ。

けれど、決してあなたと決別したいと思っているわけではないのが中間反抗期なんです。

中間反抗期は「ギャングエイジ」とも呼ばれます。

あなたとお子さんだけの世界から、社会を知り、子供だけの世界を楽しむようになり始め、親子とは違う結びつきの中で成長するようになります。それはまるでギャングの仲間意識に似ていることからこのように呼ばれるのですが、その結果、それまでの可愛かった我が子に手の付けられないような反抗的な言動が見られるようになってしまうんですね。

先に挙げたような様子が見られるようなら、それはきっと中間反抗期に突入したということでしょう。

男女で違う中間反抗期

中間反抗期に見られる特徴を挙げましたが、実は男の子と女の子で反抗の仕方には少し違うところがあるんです。

まず、男の子は女の子に比べて力が強くなってくるので、ものに当たったりするような乱暴な行動が見られるようになります。友達に対しても手が出てしまうということがあります。女の子に比べて口の方は達者でないために、自分の思いを言葉で表現できず力に頼ってしまうんですね。

一方で女の子は、力によって自分の思いを表現することはあまりしません。その代わりに、自分の心の中にこもるようになり、話しかけても答えなかったり、自分の部屋で過ごす時間が多くなったりしてきます。

また、反抗の対象にも若干の違いがあります。

男の子は母親であるあなたに対しては反抗するのに、父親にはそうでもない、ということはないですか。同性としての威厳があるのでしょうか。こと細かくあれやこれや言ってこないどっしりとしたたたずまいに敬意を感じているのでしょうか。とにかく、自分の言うことには反抗的なのになぜか父親の言うことはよく聞くというのもありがちです。

しかし、女の子は中間反抗期のころから父親の存在を自分から遠ざけるようになります。「もうパパとは一緒にお風呂に入らない!」とか一緒にお出かけしても手をつないでくれなくなったりするのはこの時期から。

このような男女差があるのは、脳の仕組みが違うからなのですが、それぞれ異性の親に対してより反抗的になるのには、いつまでもべったりしていることに恥ずかしさを覚え始めるからなのかもしれませんね。

中間反抗期の子供への間違った対応

一言に反抗期と言っても、男女差もありますし、そうでなくてもお子さんによって反抗の現れ方は色々です。ママ友に「うちはこうしてるわ。」とアドバイスされたとしても、それはあなたのお子さんにとって適切な対応とは限りません。けれど、これはしない方がいいという対応を心得ておくと、上手にお子さんと向き合っていくことができます。

反抗されるとイライラしてしまって、あなたも平常心ではいられないことが多いと思いますが、それに振り回されてお子さんを厳しくしかり飛ばすなど、感情的になって接するのはよくありません。反抗期中の子供は、上手に心のコントロールができませんから、そこへあなたからのきつい言葉を浴びせられたら、それは火に油を注ぐ様なものです。

人格を否定するなんてもってのほか。

つい「○○ちゃんみたいにどうしてできないの!」とか「△△くんのお母さんはいいなあ」なんて言ってしまうお母さんがいます。

可愛い我が子にそんなことを言ってしまって後から後悔することないですか?

お母さんの後悔以上に子供の心には大きな傷が残り、自分には価値がない、愛されてないと否定的に自分のことを考える子になってしまいます。

また、失敗したら落ち込むんじゃないか、さらに態度が悪化するんじゃないかとお子さんの様子を伺いすぎて、例えばお子さんが何かに挑戦しようとしているときに、横からああだこうだうるさく言ってしまったり、代わりにやってあげようとしたりするお母さんも多いのですが、これもよくありません。

お子さんは、子ども扱いされていると感じてイライラが募ります。失敗から学ぶことって初めから成功してしまうより身になることが多いものですから、危険なこと以外はできるだけチャレンジさせてあげましょう。

さらに、間違った対応で多いのが、親が謝らないということ。親にありがちな思い込みの一つに、子供の前で間違えたり失敗したりすると、甘く見られて親の威厳が薄まり、親の言うことを聞かなくなってしまうのではないかと考える方がいます。

ちゃんとしつけなきゃ!という思いが強すぎてそうなってしまうのですが、そのために、親自身が何かを失敗してしまったときにそれをごまかしたりして、非を認めようとしないのはよくないです。

自分の間違いを反省できない親に育てられた子供は、もれなく同じように自分自身を振り返ることのできない人になってしまいます。

そして、しかるべき時にしかれない親も増えています。

感情的になって叱るのもだめですが、かといって何でもかんでも容認するのもだめです。してはいけないことはしてはいけない、ダメなものはダメとし親自身がしっかりと線引きをして、メリハリある指導をすることはお子さんをまっとうな人間に成長させるにはとても大事なことだということを心に留めておきましょう。

例に挙げたありがちだけど間違った対応の多くは、お子さんのためというよりもお母さん自身の都合やお母さんの気持ちを優先させた対応です。

あなた自身のストレス発散の矛先は、お子さんである必要はないですよね。

反抗期の子供とうまく付き合っていくためにも、これらのような対応をしないよう、心がけていきましょう!

中間反抗期の対処法

では、具体的に中間反抗期のお子さんにどのように対応していったらいいのか。

大切なのはあなたがどんなに忙しくても心が折れそうになっても親子のコミュニケーションをおざなりにしないこと、お子さんのことを信じて認めてあげること、そして広い心と長い目でお子さんを見てあげること、この3点です。

中間反抗期といえどもお子さんの本当の想いは、まだまだママに甘えたい!というもの。

あなたに話したいこと、聞いてもらいたいことが抱えきれないくらいあるんです。

そんな時、もしもあなたが話を聞いてあげなかったら、何か別のことをしながら適当な相槌を打って聞いていたら、お子さんはママは自分に興味がないのかと心を閉ざすようになってしまいます。

また、例えば、お子さんが友達と喧嘩をしてしまったのに対して、ろくに話を聞いてあげもせずに「けんかなんかするんじゃありません。どうして仲良くできないの?」などと言ってしまったらどうでしょう。お子さんにはお子さんなりの考えがあってしたことかもしれないのに、その思いを一切くみ取ってあげずに喧嘩したことだけを拾い上げて小言を言ってしまったら、お子さんの気持ちは宙ぶらりんになってしまい、自分のことは誰も分かってくれないんだと感じてしまいます。

それだけでなく何がいけなかったのか、次からはどうすればいいのかという解決策すら見出すことができません。あなたとのコミュニケーションの中で、善悪の判断ができる子に、正しい方を選択できる子になっていくのです。

そして、ぜひ、お子さんの挑戦を応援してあげられる母親になってください。

先回りして失敗しないように裏工作をしたり、やろうとしていることに口を出したり手を出したりするのは、たとえそのこと自体がうまくいったとしても、お子さんにとってはママは自分のことを信じてくれていないのだろうかという不信感を募らせる結果となってしまいます。

お子さんは、雛が巣から飛び立つ準備をするのと同じように、自分を守ってくれているあなたの手からちょっとずつちょっとずつ自立していこうと頑張っているんです。だから、自分でやってみたいし、自分ができたことに関しての評価をあなたにしてもらえることを望んでいます。できるところまで思う存分挑戦させてあげること、何でもあなたが決めてしまわずに決定権を与えてあげることがまず第一。結果にうんぬんするのはそれからでいいんです。

お子さんの進む道を作ってあげるのは親としての役目ではありますが、実際に歩くのはお子さんであってあなたではありません。道は平坦でなくてもいいのです。立ち止まったり乗り越えたりすることが、お子さんを成長させます。でも、それができるのはあなたがとなりに寄り添ってくれているという安心感、自分のことを信じてくれているという信頼感につきます。それを実感して、初めて子供は勇気をもって力を発揮することができるのです。

最後に、この反抗期を大きな広い心で受け止めてあげることが大切です。反抗期を目の当たりにして、あなたのイライラも募るでしょうし、自分の子育ては間違っているのかと自信がなくなってしまうこともあるでしょう。ですが、この反抗期こそ我が子が成長するチャンス!と捉えるくらいどーんと構えてみてください。お子さんと一緒になってあなたまでお子さんの出方に反抗してはいけません。

誰もが通る道、きっと私もそうだった、これを一緒に乗り越えていこうという寛容な心が、ひいてはあなた自身の心の健康にも一番いいはずですからね。

中間反抗期まとめ

子供の中間反抗期は、第一次反抗期であるイヤイヤ期の次に訪れる試練。

でも、それは子供の成長プロセスには必要なことの一つだと考え、コミュニケーションを取る時間をしっかり作ること、子供との信頼関係を築くこと、そしてそれができるチャンスだわ!くらいに大きな心で受け止めましょう。

反抗期のトンネルは決して抜け出せないトンネルではありません。その先に見える光を目指してお子さんにいつも寄り添って歩んでいきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

はるのこ

はるのこ

現役の小学校教員
長年小学校で教師をしてきました。
子ども目線で物を見たり考えたりできる教師でありたいと思っています。
ひとりひとりの人格を尊重し、子どもの考えを理解したうえで、指導したり励まして伸ばしたりすることを心がけています。大人の「できて当たり前」を押し付けないようにしています。
時に厳しく時に優しく、寛大な気持ちで子供と向き合いながら、子どもの成長を一緒に喜べることが私にとって教師の醍醐味です。
5年前に結婚してから、料理のことや健康に関して、家事全般についていろいろなものを見たり聞いたりしながら勉強し始めました。
好きなことは旅行で、国内外いろいろなところに出かけています。

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